ゆめであえたら。

なんだかんだで、なるようになってる。

子供に伝えた『親を嫌いになってもいいんだよ』

『ねえ知ってた?ママの事もパパの事も、嫌いになってもいいんだよ』


何かちょっとした事で注意した後に、娘に言った言葉でした。


『……………えっ……?!』


驚いた長女の顔がありました。
言葉の意味がわからないって顔でした。


ああ、やっぱりそうだよなぁ。
そんな概念、持ってるはずないよなぁ。

わかってたけれど、そんな風に改めて思ってしまいました。


『ママもパパも大人だけど、大人でも間違わない人はいない』

『ママは教える様な事をつい言ってしまう事が多いけど、全部を知ってるわけじゃない』

『ママの正しいがあなたの正しいではなくてもいい』

『あなたに注意している事を、ママだって出来ていない時もたくさんある』

『でもそういう時は、これはママがいけないなってすぐごめんねを言うようにしてるんだ』


これは前から伝えていて、それでも私自身のイライラとか、タイミングとかで『あ〜!今怒らなくて良かった所だ!!!』って時はたくさんあります。

そして、どうしても子供って大人に勝てないじゃないですか。

それをわかっていながら放置しているのがとても嫌で、
『ごめん、ママ今日こんな事があっていっぱいいっぱいになってた。
今、違う言い方も絶対にあった。
言いたい事は変わらないけど、嫌な伝え方してごめんね』ってすぐに謝るようにしています。

それでも年々大人に近づく彼女と、口喧嘩のようになる事はたくさんありますが。


『私はいつか、ママの事を嫌いになっちゃうの?』
娘の眼に涙が溜まりました。


『ママはそうならないといいなって思ってる』
『そうならないように、仲良しなのを大事にしたいなって思ってるよ』


『私もそうならないようにしたい』

娘は言いました。

『ありがとう。でもね、もしこれから先、ママがあなたを傷つける事ばかりしたり、苦しめる事ばかりするようなママになる事があったら、それは嫌いになっていいんだよ』


『あなたが、ママがいると自分の気持ちを大事に出来ないって思ったら、ママが嫌だママから離れたいって気持ちを1番大事に考えてもいいんだよ。それは何も悪い事じゃないんだよ』


そう伝えました。


子供になに教えてるんだって思う方もいるかもしれません。

でも私が娘くらいの頃、私は大人が思っているよりたくさんの事を感じ、うまく処理出来ていなかった気がします。


私は娘に『親を嫌いになってもいいという概念』を渡したかったんです。


きっと親は子供が自分の子供で居てくれる事に、どうしても甘えてしまいます。

子供が酷い親でも嫌いになれないのと同じように。


それを当たり前だと思いたくないと思いました。

『じゃあ、ママがもし、もしだよ。もしすっごい酷い人になったらね!
でもならないと思うから、私はママを好きでいるけど、もしすっごいすっごい嫌な人になったらね!!
でもそんな心配ないと思ってるけど!!!
何いってんの!!』


娘がちょっと怒ってくれたのが、とても嬉しかったです。

『もちろん。ずっと仲良くしてようね。ママもずっとあなたが好きだよ。
こんな事も言ってたなってだけでいい。
すぐ忘れちゃってもいい。
聞いてくれてありがとう。
ちなみに、ママは完璧なママではないけど、あなたが生まれる前からあなたをずっと大事に思ってるから、今は大丈夫だと思ってる。だからアレ買ってくれないから嫌いとかはナシね(笑)』


娘も笑いました。


そしてその後『ちょっとあんたコレちゃんと片付けなよ!いつもじゃん!!』って小言を言ってました(^^)


子供が親を嫌いになるのは自由です。

その理由が何によるかについては、とても難しくてデリケートな問題でしょうけれど。

きっとそう言っても簡単に嫌いになれる子なんてなかなかいないと思います。

そしてそれが大人になっていく子供達を苦しめる時もあると思います。


嫌いな親を嫌いだと認めることで、それを自分に許す事で、子供達の心が軽くなるなら、自由になるなら、嫌いになってくれと思います。

でも私は子供達を愛しているから、やっぱり嫌われたくない。
『親を嫌ってしまった子供』にはしたくない。
だからお互いを大事にしようと思います。
もちろん私自身の気持ちと自由も大事にしながら。


本当は、理想の理想は、こんな事チラリとも伝える必要もないくらい、素晴らしい親であることが1番です。
だから、これを伝えたのは、ある意味私の弱さです。


でも、間違いなく愛情からです。
あの子達が自分の気持ちを否定する事が少なくなるように。
『結構なんでもアリだぜ』って事を伝えたかった。


いつか子供達が『こんな概念いらないや』って自分で思える親になれるように、不甲斐ないながらも愛情を渡していこうと思っています。


読んでいただいて、ありがとうございました。